サステナビリティ
トップコミットメント
ひたむきに防食技術を追求し、社会基盤の価値をまもり続けることにより、
安全安心な日常を次代につなげます
このパーパスの下、私たちナカボーテックは、港湾施設やライフラインである地中埋設管などのインフラ施設を腐食から護り、社会に暮らす人々の安全安心な日常を守り続ける防食事業を営んでいます。
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このように新設・既設の施設を防食して長寿命化を図ることは、廃棄物の削減・メンテナンスやスクラップアンドビルドに要する資源やエネルギーの節約・防災減災を通した社会コストの低減・環境保全といった様々な面で持続可能な社会の実現に貢献するものです。
これらに加え、近年注力している洋上風力発電施設の防食では、施設を護ることにとどまらない、再生可能エネルギーを新たに作り出す事業の一翼を担っており、より積極的な形でサステナビリティへの貢献ができることを誇りに思っています。
そして、これら事業運営そのものによるサステナビリティへの貢献に加え、2023年度を初年度とする中期経営計画「23中計」においては、より能動的なESGへの取り組みを開始することを表明いたしました。マテリアリティとして特定した「内部ステークホルダーのエンゲージメント向上」、及び、「気候変動リスクへの対応」について、アクションプランを策定し、人的資本を重視した経営と、温室効果ガス排出量の削減に取り組んでおります。
これらの事業活動とESGへの取り組みを通して、全てのステークホルダーの皆さまからの信頼をいただき、これからも力強く持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 -
サステナブルな社会に向けたESGの取り組み
当社が営む防食事業は、社会基盤の維持延命・長寿命化に無くてはならない仕事であり、施設や設備の資産価値を護り、人々の安全安心な日常を守りつづけています。経済・生活・環境といった貴重な日常の”価値”を次の世代へと残し繋げていくこと、それが社会に対して当社が提供する価値であり当社の存在意義であると考えます。
事業を取り巻く社会・経済の環境変化が大きくなり、益々先行きが不透明な時代となる中、日常の経営・事業活動の基軸となるパーパス、そして、経営計画をステークホルダーの皆さんと共有することが重要と考え、この度、当社の「パーパス」と中期経営計画「23中計」を策定し、公表することといたしました。
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その中で、防食事業そのものによるサステナビリティへの貢献のみならず、「23中計」始動とともにESGの取り組みを本格的に開始しました。
マテリアリティを「内部ステークホルダーのエンゲージメント向上」、「気候変動リスクへの対応」とし、これらに重点的に取り組んでいます。 -
- 防食事業によるサステナビリティへの貢献
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- 防食事業は、インフラ施設の防食等を通して持続可能な社会の実現に貢献している。
- 「23中計」におけるESGの取り組み
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- 防食事業によるサステナビリティへの貢献を核としつつ、より能動的なESGの取り組みを開始する。
- 最初のマテリアリティを「内部ステークホルダーのエンゲージメント向上」、「気候変動リスクへの対応」とし、これらに重点的に取り組む。
Social&Governance 内部ステークホルダーのエンゲージメント向上
協力会社様を含めたエンゲージメント向上を重要な経営課題と位置付け、「働き易さ」と「働き甲斐」双方の向上に向けた、処遇改善を含む施策を企画・実行します。
- 取り組むべき課題
- 「23中計」における取り組み
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「働き易さ」、「働き甲斐」を両立し、双方の向上に資する施策の企画と実行
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- ライフプラン支援金導入によるベースアップ等の処遇改善
- 奨学金返済にも利用可能な福利厚生制度導入
- スライド勤務制度導入・テレワーク促進・育児介護休暇制度活用奨励等、多様な働き方への対応
- 資格取得・自己啓発の支援強化
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ワークライフバランス向上に加え、建設業2024年問題対応のための業務効率化
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- 施工管理用デジタルツールの大規模・迅速な導入
- バックオフィス業務効率化のための経費精算システム刷新
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戦略的な人材の確保と育成
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- 多様な人材確保のため、新卒/キャリア、男性/女性のバランスが取れた採用活動
- インターンシップ制度導入、採用ホームページ刷新
- 教育・研修制度の拡充
Environment 気候変動リスクへの対応
地球温暖化や異常気象など気候変動に起因する様々なリスクは、私たちの生活に大きく影響する重要な課題です。特に環境問題に対し責任ある企業活動を行うことが重要と認識し、積極的に取り組んでまいります。
- 取り組むべき課題
- 「23中計」における取り組み
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温室効果ガス排出量削減のためにすぐに取り組める施策の実行
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- 社有車のハイブリット車・EV車への更新
- 業務効率化、テレワーク推進等による省エネルギー
- 従業員への啓蒙、協力会社様への説明と協力要請
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温室効果ガス排出量削減のための中期的な取り組みの開始
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- 工場、研究所、支店敷地等へのソーラー発電システム導入検討
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温室効果ガス排出量の算定・把握
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- Scope1、Scope2排出量の把握
- 工場排出量
- 社有車等、車両排出量
- その他
- Scope3排出量把握のためのサプライチェーン調査
- Scope1、Scope2排出量の把握
サステナビリティ経営の推進体制
ナカボーテックは、マテリアリティやESGへの取り組みを全社横断的に推進するため、サステナビリティ推進チームを設けています。
- 取締役会
- 経営方針会議
- 経営企画部
サステナビリティ
推進チーム



- 業務執行部門
(事業部門・間接部門)

【マテリアリティ】
- 1. 内部ステークホルダーのエンゲージメント向上
- 2. 気候変動リスクへの対応
「みなとSDGs登録パートナー制度」について
このたび、当社は「みなとSDGsパートナー」として登録されましたので、お知らせいたします。
「みなとSDGsパートナー登録制度」とは、「みなと」をフィールドとして事業を展開する企業等を対象として、SDGs達成に向けた取り組みの更なる推進を図ることにより、港湾関連産業の魅力向上・将来にわたる持続的な発展への貢献を目的として国土交通省により創設されたものです。
ナカボーテックは、今後とも防食事業活動と能動的なESGへの取り組みを通じ、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
